副業禁止の企業に勤めておっても、合法的に取り組める投資の手段はいくつかあるのじゃ。
ここでは、特におすすめの投資アイデアを紹介してまいるぞい。
株式投資・投資信託
株式投資や投資信託は、たいていの場合「資産運用」として扱われ、副業とは見なされんのじゃ。
ゆえに、多くの企業の就業規則でも制限の対象外になることが多いのじゃ。
とくにインデックス投資やETF(上場投資信託)は、少額から始められて長い目で資産を育てるのに向いておるぞい。
ただし、金融機関や一部の企業では、インサイダー取引を防ぐ目的で株式投資を制限していることもあるのじゃ。
また、勤務時間中に取引をしたり、会社のパソコンを使って売買をすると、就業規則違反になる恐れがあるゆえ、そこは気をつけるのじゃぞ。
不動産投資・REIT(不動産投資信託)
不動産投資は、物件の管理を外部に任せることで、手間をかけずに安定した収入を得られる場合があるのじゃ。
また、REITを使えば、不動産を丸ごと買わずとも、少額からの投資もできるのじゃ。
ただし、投資の規模が大きくなって「事業」とみなされるようになると、副業と見なされて制限を受ける可能性があるのじゃ。
とくに公務員や金融系の職業についておる方は、法律や社内ルールで厳しく縛られておることがあるので、事前に確認を忘れてはならんぞい。
NISA・iDeCoの活用
NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)は、税金の優遇が受けられるありがたい制度じゃ。
長期的な資産形成を目指す者にとっては、強い味方になるのじゃ。
とくに2024年から始まった新NISAでは、年間360万円までの投資枠において、得た利益が非課税になるのじゃ。
投資初心者にもやさしい仕組みとなっておるぞい。
スキル投資
副業が禁止されておっても、自分のスキルを伸ばすこと自体は誰にも止められんのじゃ。
資格取得やデジタルスキルの習得などに時間を使えば、将来の収入を増やす道が開けるのじゃぞ。
たとえば、AI、プログラミングやデータ分析、語学力の向上などは、今後も需要が高まる分野じゃ。
オンライン学習の場を使えば、安く、効率よく学べる時代になっておるぞい。
注意点
・就業規則の確認
投資を始める前に、まずは自分の勤め先の規則に目を通すのが基本じゃ。
制限されておらんか、しっかり見ておくのじゃぞ。
・勤務時間中の取引は避けるべし
働いている時間に株をいじったり、会社のパソコンで取引をするのは、見つかれば大ごとになる可能性もあるのじゃ。
・インサイダー取引は絶対にNGじゃ
仕事中に得た機密情報を使っての取引は、法律違反になってしまうぞい。
これは絶対にやってはならんのじゃ。
・確定申告の対応
投資で得た利益が一定額を超えたときは、確定申告が必要になるのじゃ。
住民税の納付を「普通徴収」にしておけば、会社にバレにくくなるとも言われておるぞい。
これらの投資手段を活用することで、副業禁止の企業に勤めておっても、合法的に資産形成を進めていくことが可能なのじゃ。
ただし、投資にはリスクがつきものじゃから、しっかり学んで、慎重に進めるのが肝心じゃぞい。